イスラーム史のゼミ合宿が終わった。場所は三浦半島の油壺。東京から京急で1時間あまり。実は結構近い。が、やはり田舎の雰囲気というのは漂うもので、三崎口駅はともかく油壺までバスに乗って入っていくとそれがどんどん濃くなってゆくわけである。椰子などもあったりして南国風を漂わせようとしているらしいが、どうも失敗しているような感じ。
5日の午後に現地にゆき、その夜および6日午前が発表。さまざまな発表があったが、自分は「イラン・イスラーム革命は何だったのか? とりあえずは日本のジャーナリズムにとって」という論題。レジュメがない失策をしてしまった。5日の夜に出た鰺のたたきが美味。久しぶりに食べたわけで海鮮系の店を発見するという課題が出来た。午後9時から発表の予定であったが、先生がNHKスペシャルの大峰遠駆の番組を見たがったので、みんなでそれを見る。ゼミの大先輩が山岳系のテレビ・カメラのクルーで、松山局から引っぱり出されて、これを撮ったのだそうだ。遠駆は吉野から熊野までをさまざまな課題をこなしながらひたすら歩く-走るイベントで、役小角からの山岳宗教-修験道の伝統を引く。その厳しさはやはり想像以上。みんなでいろいろな感想を言い合い、たいへん楽しめた。しかしカメラマンのことを考えるとおそるべし。
6日は午前中に発表を行い、午後に油壺マリンパークに行った。朝には先生は「泳ぐぞ!」といって、すでに水着を着ていた(笑)。一番喜んでいたのは明らかに先生であった。水族館なんてものもひさしぶりにいってなかなかおもしろい。なんか色々いるので。でも、むかしの「レジャー」を引きずっている感じで、アシカショーとかは、やる方も見る方もお互いに気を使って拍手したりしているので気疲れさえしてしまって、大変だった。とにかく空いていたわけで、京急ももう少し何とかならないのかとも思う。
それからひたすら飲んでいた。うーん……。で、今日帰京。コーヒーが恋しかった。
ワールドPCエキスポが始まった。招待券はもらっていたのだが、行かず。日経の特集増補分を読んで満足した。やはり家庭にどれだけ普及するか、の問題なのだろうか。私たち学生はお互いメールで情報をやりとりしたりするわけで、企業などもそうであろう。しかし意外とまだまだ一般家庭への普及はしていないように思う。メールは相手がメールを見ることが出来なかれば、なんの意味もない。
この分野、新しいニュースが楽しい。そういえば朝日の「中国」連載が始まった。日本が唯一外電報道でも世界に太刀打ちできるとされる中国だけに、今後の展開が楽しみだ。