こういう雰囲気の中で誕生日を迎えられる平成の今上陛下はどのような御気分でいらっしゃるのかはなかなか興味深いところではあるが、我々には伺い知ることはできない。今年六十六歳。平成十一年。なんと長い昭和だったのだろうか。この上は陛下のご長寿をお祈りするほかなかろう。これまた興味深いことだが、右翼は二十一世紀最初の天皇陛下という意味不明な喜び方をしていて失笑の至りである。
そういえば勧銀、興銀、富士銀の統合三行は「みずほ」の名前を関して「みずほファイナンシャルグループ」とするそうである。悪いネーミングではないが現在の「みどりの富士」のロゴが大好きな私としては悲しい。カタカナにならなかったのはありがたいが。どうせなら「瑞穂」として欲しかった。特急「みずほ」も消滅してしまったことではあるし。
東証のマザーズがスタートした。よい試みであるが、例によって初値はつかず。ITバブルという声も挙がっている。投資家にはよりいっそうのリアリズムを浸透させ、激動の歴史の証人足らざるようにお願いしたいものである。