IE6正式版が一昨日かにリリースされた。まだ英語版だけだが、とりあえず使ってみたい。しかしIEはWindowsのコアなので、これを英語版にすると恐ろしいことがおこると思われるので、パス。これのβ版については8月11日で触れたのでこちらも参照。
見た目としてはIE5とほとんどかわっていのでその点の面白みはないが、やはりPublic Previewで確認されたCSSまわりのレンダリングのバグがどれだけ修正されているかが気になるところである。もっともIE5の数年間を経てCSS1がほぼ安定した技術になったということもいえるだろう。
日本語版のIE6正式版のリリースはいつになるのだろうか。正式版がリリースされれば、これまでほとんど使い道のなかったパーソナルバーも朝日新聞や天気予報、辞典など使いようのあるものが提供されるようになると思っている。
またここまで来ると普及のスピードも気になるところである。現在のこのサイトの閲覧統計では、IE5の使用率が85%前後であるが(驚くべきことに!)、IE4のユーザーが自前でバージョンアップした率はそれほど高くはないのではないかと思う。WindowsにはWindows Updateなどという実にらくちんなオンラインバージョンアップ方式があるが、どれだけの人が使っているかは疑問で、多くの普通のコンシューマーは買ったときのままの状態でWindowsを使うのではないかとおもう。としたら次の買い替えまではIE5のユーザが一部残存するということで、おおむねこれから3年くらいが移行期間ではないか、と思われるのである。特にWindows MeユーザがWindows XP Home Editionに乗り換える率はかなり低いのではないかと思われる。
その他
- ずっとほうっておいたら、Lynx32 for win32(日本語W32用コンパイル版)がバージョンアップしていた。これまでテキストブラウザというものを体験したことがない方は使ってみるといいと思う。その軽快さに驚くはずだ。山形県立産業短期大学校庄内校千秋研究室からダウンロードできる。
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