次。土曜日。
この日記は、ホームページで公開しているわけですが、同時に自分の回顧にも役立たせたいと思っています。ですから、あくまで「日別」にはこだわりたいな、と思います。
さて、この日。僕は塾生新聞会の編集会議がありました。徹夜のせいで、午後まで寝ていて、遅れてしまったわけではありますが。その後、三田での「小ゲラ」校正に参加しました。もうすこし、校正記号を習わなくては、というのが感想。夕食は軽くラーメンと半チャーハン。チャーハンというのは、お店によって差が出るものですね。どこまでごま油の風味がするのか、なんてことが、気になったところです。
この日の読了本。
- Forster,E.M., ‘Maurice’, Penguin Books, 1972, London
- 月村奎『きみの処方箋』、白泉社花丸文庫、1997
- 夜月桔梗『Dreams in hand [Last Order 第2部・1]』、白泉社花丸文庫、1997
です。
一つ目は、気軽にコメントできるようなもんでもないので、ブック・レポート回し。苦労した。英語はヤ。
次。月村奎。これはSATURNさんのJuneページで話題になっていたんで、読んでみました。で、私の印象なんですが、これは傷跡が深すぎます。心臓病という非日常的かつ物理的な点はねらいから考えるとマイナス点です。お互い馬鹿すぎる気もします。ケチョンケチョンにいいましたが、この人の書く悲しさと、それに対する暖かさの癒しには共感しきりです。要するに月村は素直なのではないか、とということです。
夜月。いよいよ大学時代の話題となりました。読み始めたとき(今年の夏)は、ずいぶん下の年頃の話だったのに、アッという間に近くなりました。早稲田、という環境には、反発を感じますが、建築科というのがよいですね。慶應にもあったら行ったのに。
内容としては第2部のイントロで、さしたる事件もないのに、楽しく読むことが出来ました。夜月は大長編作家の才能があるかと思います。サブ・キャラの動かし方も、はじめに比べとてもうまく感じます。わりかし字が多く黒いのは、よい点です。仏文をalphabetのままに書いてあって、横倒しにしてある。ここが好感を与えてくれました。
コモンヴザペレヴとか書かれてたら幻滅したでしょう。
次。今日の買い物。またJune本ばっかと酒。まったく……。
- 書籍:牧口杏『真夏は灼熱の協奏曲-私立佳敦学院物語』、講談社X文庫ホワイトハート、1997
- 書籍:和泉桂『キスの温度』、講談社X文庫ホワイトハート、1997
- 飲み物:VODKA
です。本は両方ともシリーズということで、前作から期待があるので楽しみ。
ウオツカはもちろんSTOROVAYA。もっとも人気のある銘柄です。
それから、ちょろっとN響アワーで見たんですが、ピッコロ・トランペットという楽器を初めて知りました。いい音です。吹いてみたい。
で、寝ました。