眠い目をこすって、かなり早めに家をでる。東京の7時というのは、実家取手の6時頃のようだ。驚くほどに人がいない。この街の時間というものが、距離と影響してくるのは、非常に興味深い。
さて、経済原論の授業に出る。さして難しいことはないが、理解したいと思う。経済学も道具として、縦横に使ってみたい。
夕方から、「21世紀キャンパス日吉」構想の件で、2時間半に渡って、担当の教授お2人から有益なお話を伺う。「リベラル・アーツ」の高度化は本当に難しい。
それから福澤が実学について「慶應義塾学生に告ぐ」によいことを述べていることも知る。決して福澤を甘く見てはいけないようだ。脱亜入欧論とか表面を見て批判するのは愚かであろう。
椿が散りはじめた。今年もあと数週間。年々時間のたつのが早くなる。恐ろしいことである。