中華人民共和国はさまざまな面を見せてきている。たとえば国内経済に対しては発展途上国の顔、そして外に向かっては「富強」を志向し、一部実現したと誇る国家の顔である。それを著者は「中国の世界」と「世界の中国」という二つの軸を導入し、現況を分析している。この二面の融合あるいは表裏が著しく強気にみえつつ実は非常にリアリスティックな政治を行っている中国の鍵である、としている。
そして21世紀への中国の道筋、これを決めるのはいまや「経済」の世界から「政治」の世界に移りつつある、と主張する。
中華人民共和国はさまざまな面を見せてきている。たとえば国内経済に対しては発展途上国の顔、そして外に向かっては「富強」を志向し、一部実現したと誇る国家の顔である。それを著者は「中国の世界」と「世界の中国」という二つの軸を導入し、現況を分析している。この二面の融合あるいは表裏が著しく強気にみえつつ実は非常にリアリスティックな政治を行っている中国の鍵である、としている。
そして21世紀への中国の道筋、これを決めるのはいまや「経済」の世界から「政治」の世界に移りつつある、と主張する。