払暁の京浜を望む

昨日のSFC忘年会に出たせいで、朝帰りである。5時5分の相鉄いずみ野線を利用、横浜に出る。地上に出てもいまだに暗い。さすがに冬至である。横浜に至るまでずっと暗かった。暖房がきいていたが、駅に着くたびに外から冷気が吹き込んでくる。冬の朝。

横浜で京浜急行に乗り換える。6時くらいをすぎ、鶴見を出てようやく海のほうが明るくなってくる。赤い。暗い空には明星が光っている。このグラデーションの美しさはなかなかである。羽田の始発などでも同じ光景をみることができよう。京浜の煙突の林立する海の向こうからもやはり日は昇ってくるのである。朝は不思議と夜と違った活力を秘めている。私が徹夜していたとしてもやはりこれはうたがいえない事実であった。

もっとも風の冷たさは否定のしようがない。家への距離を思い出すと窓を見る目もなぜかしら遠くなる。

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