日経のインタビューのどこかに載っていたのだが、グローバライゼーションの意味は二つあり、それは厳密に区別する必要があるとのことだった。それは、一つ目は競争市場主義至上のアングロサクソン風経済を導入すること、二つ目はIT革命の結果、人と人を結ぶ時の距離、時間が縮まり全世界大のネットワークが形作られることである。筆者は前者は極めて時代の風潮に過ぎないとしており、「真のグローバライゼーション」ではないとしている。私も同意見で、むしろ一つ目のグローバライゼーションを否定するために二つ目も否定してしまうことを怖いと思う。
午後、六義園に行って来た。うちのすぐ裏なので気軽にいける。完全なオフシーズンで人はまばら。おまけに寒い。
都心のど真ん中にあるから、庭の中から高層ビルが間近に迫って見えたりするのだけれど、案外これが悪くない。むし庭園がずっと続いているように見えて、森の中にところどころビルが立っているように見える。これからさき、こんな風なガーデンシティこそがファッショナブルになっていくのではないだろうか。ロウバイがひっそりと咲いていた。