例によってX-NIKKEI。若者向け商品の不振の原因はすべて携帯のせいなのか?というきわめて進んだテーマ設定。若者向け商品が不振なのは常識であるし、小遣いがのびない中で携帯にそれが食われるので当然他に向けるお金は少なくなる。ところが。ここから記事が始まる。本論の方はおくが、説き起こしの音楽の例。音楽ではたとえば「モーニング娘。」のヒットなどはその音楽性に起因するわけではない、というのは一般的な見地である。すなわちそれは、音楽自体を楽しむためというより、音楽もコミュニケーションの手段としてとらえる若者の志向にあわせたことがヒットの原因だというのだ。たしかに「アサヤン」はきわめて斬新なコンセプトの番組だった。「よい音楽さえ提供すれば、若者はついてくる」などというマーケティングはすでに通用しない。
同じく「サイバー時評」。ネットビジネスの企業に関する批評の不足が、「うぬぼれ」的経営につながりかねないとの指摘。たしかにアクセスカウンタばかりに目がむきはじめると危ない可能性がある。それから「若者キーワード」。世相研究家三浦展なる著者によるもの。ところが考えてみれば現代新書の「家族と幸福の戦後史」の著者ではないか! おそれいる。コンビニの食品の主力が小型化し、保存の概念が消えつつあるという。新書と共通する「消費」への警鐘だ。「春秋」。京都とウィーンが左派びいきで共通しているという指摘はおもしろい。しかもその原因は保守性と表裏一体だという。
JR東日本が2001年1月の導入を目指していたICカードによる改札の実施が延期される見通しとなった。各私鉄・地下鉄との共通化のための遅れだそうだ。自動車の方も含めて料金収受がますます手軽になり交通のシースルー化がすすむだろう。願わくば公共交通が人の流れを活性化させることを。
アメリカの10-12月GDP成長率、フランス、マレーシアの年成長率が出た。いずれも高い成長で世界大の経済活性化がうかがえる。おおむね日本は20年サイクルで遅れているわけで、このままずぶずぶと長い中世に入り込みかねない。そしたら私は逃げ出すだけだ。
昨夜から友人がきたせいで、朝っぱらに猫を解放し(笑)、そのあとを約4時間にわたって追いかけた。私の住んでいるのは東京の北よりの真ん中であるが、改めて歩いてみると空き地や、広い庭が多く、猫が遊ぶ場所には困らないことに気づく。そしてまた。梅が各所で咲き誇っている。冷たい朝の空気であるが、慣れてそのままでいるとやはり清々しいものである。寒さ慣れ、もしておこうとも思った。
今日は夕方雪が降るという。年に一度くらい積もってほしい。東京は時に雪が積もらなくては。ちなみに今年は大閏年である(笑)。閏年は4年に一度。100年に一度は平年通り。しかし400年に一度は大閏年としてやはり閏年になる。