きっちりと7時半に起きる。ひさしぶりに健康にシャワーを浴び、意気揚々と羽田に向かう。いよいよの北海道。とりあえず行くことに意義がある(笑)。0950発のJAS。雲が徐々に出てくるが、途中鳥海をのぞむ。美しい羊蹄山のシルエットを認めるとすぐにシートベルト着用のサイン。眼下の北海道の森はやはり本州とは違う。雲立ちこめる曇天の下でも清冽さがある。
久しぶりの千歳空港。空気は冷たかった。
千歳から即刻札幌に向かう。車窓からは散りつつある桜をみることができた。白樺が普通に林にまざっているのがうれしい。
札幌の街に吹く風はとても冷たかった。東京と同じスタイルで着たのだが、スーツもジャンパーも前を閉めなければとても寒い。いきが白い。そんな場所だった。
面接まで時間があるのでふらふらと歩く。ドトールとかファーストフードがとても少ない、ということをいまさらのように再確認した。1440時から面接。それなりにおしゃべりをして満足した。夕刻、北海道の先輩と一緒にしゃべってお酒を飲む。いまでもなんとなくすぐに会える気がしてしまうのだが、北海道と東京、そして社会人と学生という立場の遠さが意識に上る。
遅くなったので札幌で一泊することにした。酒を飲む。もちろんサッポロクラシックである。どこに就職してどのように働こうと、それをどう考えるかということと別に、私はこの北海道に何ができるのだろうか、と思った。