本日、湯川ゼミの発表。完全な準備不足。というわけで目次を大急ぎで珈琲館ででっちあげる。約一五分の超労作(木亥火暴)。で、できあがったので部室に行ってプリントアウトし、そのままゼミに臨む。発表は超適当でまったく理解されなかった模様。これは……完全にやりなおしだな。
ともあれ、一昨日当たりから気にかかっていたゼミの発表は乗り越えたので、大急ぎでSFCに向かう。今日は院試の合格発表である。さも当然のように京急の快特で上大岡に向かう。もう通学ルートになっちゃったな。なれてしまうともうなんということはない程度の遠さ。適度な乗車率の車内で快適に「電脳社会の日本語」を読む。なかなか、おもしろい。
1時間45分ほどでSFCに到着。Α館事務前で発表をみる。やっぱり落ちてた。けっ。金返せ、という感じ。といいつつ、たいしたショックがない。これは問題であるのか。もっとも変な折衷策みたいのは消えて、カードとしてはもろに進学か、就職か、という雰囲気に落ち着く。湘南台にもどってぱぱとスタバ。
三田に戻る。地下鉄から出てきたらすごい雨。推薦状を書いてくださった教授に謝らねばならない。ぜひとも。雨はなかなか弱まらない。30分間待つ。ただ入口に立ちつくして雨がやむのを待つ。あまりに、いろいろ考えた。
私が就職したら行く場所は札幌。私が札幌でずっと生きていけるか、というと難しいのかもしれない。私一人の、キャリアパスではない。私が私一人で生きていくのなら、それはそれでいい。でも。私は一人で生きていけるのだろうか。東京の記憶を失って札幌で生きていくことは、できない。私にとって、東京は戻る場所。
雨がやみ、先生がゼミ仲間と飲んでいる「りきしゃまん」に行く。道から見上げると先生の姿がうつる。まだいてくださった。敗戦報告。「押し込もうとすればできるけど、おまえ、それじゃいやだろ?」というお言葉が身にしみる。その通り。自分で切り開いて行かなくてはいけないのだ。
23時まで飲んで、先生を送り、私も家に帰る。ICQで各地に迷惑をかけ、四時過ぎ、就寝。うー。酒が覚めた。