例のavexが出した違法コピーをはねるように細工をしたAudio CD「まがい」のもののロゴマークが決定した。違法コピー自体を非難することは別にかまわないが、このまがいものはCD-DAの仕様標準を規定するRed Bookの違反しており、厳密な意味ではCD-DAではない。したがって再生することができないCDプレイヤーも存在しうる。にもかかわらず、まるでCD-DAであるかのようにして売るというのはいかがなものか。
蘭Phillips社と並んでCD-DAの仕様を策定した日SONY社もこれをCDとはいえない(つまり見慣れたこのロゴが使えない)として配慮を求めている(ちなみにPhillipsは激しく反発している)。HTMLだのUnicodeに限らず、「標準仕様」がなんのために策定されるのかを考える必要がある。策定されるのはDe Factoな標準では困ることがあるためなのだから。詳細はZDNN:コピーコントロール機能付きCD――問題点は何か?(1/2)を参照。