オンラインソフト
五月中に私の愛用するオンラインソフトウェアのうち、もう二度と更新はないのではないかと思っていたものが二つほど更新された。実にうれしい。ついでMozillaも数日中に1.0が出そうな雰囲気。
NCW
和歌隆志さんによる「隠れるクイックディスクアクセスツールバー」である(Takashi Waka’s WebPage)。2001年8月に最後のβ版が出てから何もなかったが、一週間ほど前にのぞいてみたら、なんとメジャーバージョンアップされた2.00RC3が出ていた。
このソフトウェアは、いわゆる「ランチャ」であるが、隠れるところがミソである。私はデスクトップにアイコンをべたべた置くのが 嫌いであるが、同時に[スタート]からやたらと深い階層をたどるのも嫌いである。このソフトウェアを導入すると、画面の端っこにマウスカーソルを持ってい けば、登録しておいたプログラムやフォルダのアイコンがどばっと出て、任意のものをクリックすればよいわけで、非常に便利。フォルダのアイコンもカスタマ イズして変えてやればもっと便利になる。
前版では、Windows2000起動直後では、設定によっては、タスクバーの下に隠れて出現するのを阻止できなかったが、今版では最初から上に出現する。正式版の公開を待ちたい。
Ziro
多言語を扱う人には必須のUnicodeエディタ(My Software Library)。 これも前年五月から音沙汰が無かったが、更新が再開されたようである。Unicodeが扱えるエディタは多いが、完全にUnicodeで書かれたエディタ はなかなかないし、またテキストエディタは軽快な動作がウリであるため、プロポーショナルフォントが表示できないものが多い。結果として、アラビア文字な どは表示できないので不便である。
Ziroはかなり軽快に動作するが、プロポーショナルフォントを扱うことができるし、右から左に書くアラビア文字と左から右に書く日本語を混在させ ても問題なく表示できる。タグの強調やオートインデントなどテキストエディタとしてとりあえず期待される機能はついているので多言語混在文書を書く人には 必須のアイテムであろう。
ただしWebで標準的なUTF-8Nでは保存できない。一度UTF-8で保存し、それをxyzzyなりで読み込んでからUTF-8Nで保存する必要がある。