本当に、お願いだから、図書館の本に落書きしないでほしい。
というのは、昨日、アリー・ブネ・モハンマド・ナーゼモ・ル・エスラーム・ケルマーニーの『イラン人たちの目覚めの歴史』を借りたのだが、いきなり 表紙の題名から、アラビア文字にローマ字がふってあるのである。そして延々と本文にも母音記号やその訳語が書いてある。それだけでも最悪なのであるが、そ れ以上に問題なのは、それが70%程度間違っているということ。
表紙のローマ字からして間違っている。ペルシア語の書物は、表題などはナスタアリク体で書かれることが多いのだが、それが読めていない。khと gheinを間違えるなどとてもなっていない。だいたいアラビア語かペルシア語かもわかっていなかったのではないか。訳語の誤りをみているとそのように思 える。
こんなことで馬鹿にしても仕方がないが、罪が重いのでこき下ろしておくことにした。