ようやく霧が晴れた。InDesignで編集したり執筆したりする際、見出しもすべて連結されたテキストフレームとしてストーリー全体が一貫したフレームであるべきという発想が間違っていたのだ。
見出しは独立テキストフレームでよいのだ。そしてそいつをインラインに埋め込めばいい。構造化テクスト的発想からいえば、気持ち悪くて仕方がないのだが、そうしたほうがはるかに便利。段落スタイルで背景色が選択できないのはなぜか、と考えて、段落境界線で実現するとかトリッキーなことを考えていたのがはずかしい。CSSのbackground-colorプロパティ的なものがないといって怒り狂っていたのが恥ずかしい。
すべてはHTMLをこえXMLの名前空間に漂っている。印刷物の作成ははじめはWordで、次にHTML+CSSで、そしてTeXで、さらにInDesignで、というように移り変わってきたのだが、前3者の移行は違和感がなかった。だが、InDesignは発想が違うのだ。なんでこんなことに気づかなかったのか。馬鹿じゃないのか。いや、頭が悪いんです。