あいかわらずの無気力

どうも日記を書くのが合わぬ性分と見える。しかし書きたいときはやはり書きたいのである。というわけで、再開。どれだけ続くか(笑)

さて。予定表をごらんになれば分かるとおり、一応私も忙しいことになっている。いわくゼミナール二つ分の研究、自分勝手な研究、いつでも行っていたい旅行、塾生新聞会の雑務、俳句会の雑務、バイト…etcである。そういうわけで、私が夏休みにやろうとしていたタスク二つは丸つぶれである。仏検の取得と、シスアド初級の取得である。

ようやく長かった夏が終わりにさしかかり、都内のコンサートも始まった。忙しいときはなんでこんなときに、と思うタイミングであるわけだが、一月聞かないとやはり禁断症状が出てくるようだ。東京の秋は、すべてにおいて素晴らしくあってほしいと思う。

そのうちσ(^_^)の東京案内を予定。

またうろうろ

今日から3日間塾新の合宿。と思ったら明日からだった。まったく深夜にスケジュールを考えると日時の刻みが不明確になる。

例によって「蜃気楼」は昨日読み終わってしまって、いまは乾きに身をやつす感じ。あまりに時間のすすみが遅いので、Read Me Japanに参戦したこのページの更新をしたり「海賊達の中世」を読んだりしていた。

そして。今日は今年度最後の定期演奏会を聞きに行く日。オケは読響。

もともと起床が遅かったので、神保町で「蜃気楼」を買ってから、サントリーに間に合うにはギリギリの時間まで家でウダウダしてしまった。

神保町で、というのはもう近所の書店に期待できないから。私はせっかちだから欲しい本をすぐに手に入れたい。だから池袋、神保町、新宿、渋谷をハシゴするくらいの覚悟ではいる。

自宅を1800時に出た。神保町1815時。一番期待していたブックマートは定休日。グランデにはない。時間がやばくなってきた。東京堂でなんとかみつけて、既刊を全て手にしたものの1835時。永田町経由でサントリーホールに着いたのは1910時過ぎだった。遅刻。しかもチケットをなくしてしまっていた。ただ事前に連絡はしておいたので窓口に用意されていたが。サーヴィスに感謝。

連日の彷徨と走り読みで疲れた身体にモーツァルトが快い。私の98楽季を軽やかに締めくくってくれた。終演後はお決まり通り、溜池のヴェローチェで珈琲を飲みながらの読書。「蜃気楼」はとっておいて、他のを読む。いまから読んだら、無駄にはやく読み終わりそうなので。

閉店まで居座って、南北線で駒込へ。定期がないと東京の移動は割と物いり。

自宅に戻って再びメールの処理。先輩とICQ。ひまなので千石ラーメンでおちあって、だべることに。就職活動の状況を聞くけどきわめて厳しいみたい。

すでに四時。今度こそ合宿。

『蜃気楼』求めて三千里

昨日買った分の『蜃気楼』は秋葉原のマック+巣鴨のジョナサンで読み尽くしてしまった。

その後は早く先が読みたい、まるで自分が居ないかのような、猛烈な「乾き」であったわけである。なんとか狂ったように回転する頭をなだめすかして寝たのが四時。今日起きたのが十一時であった。明日から降ると言っていた雨が降っている。煙草をふかしながら新聞を取りに出ると大変寒い。春先の雨とはこれほどに冷たいものだっただろうか。気力が失せかける。一昨日購入した新しいシリアルと友人の土産の石垣苺の甘酸っぱさでなんとか気合いを入れて外に出た。とにかく続きを読まないことには苦しすぎるのである。

ここまでで読んでいたのが第十五巻まで。とりあえず最初に出会った三田図書館に向かうことにした。買うリスクを逓減するためである。狂熱に染まって驀読している場合、のちのち読む可能性は低いのである。まして乾いているわけだから、何の問題もなしにどんどん買ってしまう時期。なんとか避けようとしているのである。

傘を差していても煙草をもつ手は濡れた。大変に冷たい。何をやっているかと思いつつ駅。沈丁花に目もゆかぬ。運賃を払って出てきた三田図書館に目指す本はなし。借りている人を恨む。憂さ晴らしに山川世界史リブレット『ナチズムの時代』、人物叢書『上杉憲実』、歴史文化ライブラリ『海賊達の中世』を借りる。しかしながら狂熱さめず。神保町を目指す。一巡すればかならずあるはず。目星はつけておいた。書泉グランデ、ブックマートのいずれかに必ずある、と思っていた。コバルトなどでは三省堂はたよりにならない。ブックマートで発見。十六から二十巻までを購入。三千円以上の買い物を一気に出来ない。この時点で十八時。自宅近辺に戻って、喫茶店で二巻を読みつぶし、家に帰って二十巻まで読了。なんとも速い。ほとんど感情移入しているので時間が経つのが速すぎるくらい。読み終わった時点で惚けて、寝た。明日の朝、禁断症状に落ちるのは明らか。

明後日から塾生新聞会の合宿であるというのに、この状態はまずいかも知れない。

秋葉原彷徨

サークルの用事で秋葉原に出た。

以前は庭だったのだが、阻害された雰囲気さえ感じるのは無沙汰のせいだろうか。

カタログを見てもなんのことやらわからない言葉が多い。近年のPCの発達はやはりすさまじいらしい。以前はDX4100mHzなどといったら大変なものだと思っていたが、そんなマシンもいまや一万円台。ほとんど変わらぬ神保町とくらべてどうだろうか?

この速さに着いていけない、となると私もいよいよ歳か?

書泉ブックタワーで「炎の蜃気楼」(こちらは図書館に掲載予定)の続きを買う。長いシリーズにはとにかくはまるので、続きがすぐに読みたくなって、読めないとなると死にかけの状態になる。現在がそう。明朝、書店が開くのが待ち遠しくて仕方がない。このトランスしたような焦燥感がたまらないわけではあるが。時間が忘れられるのが嬉しいのである。

明日は一日中フリー。図書館と喫茶店で時間を過ごすか。それとも学校へ行っていよいよゼミ選びを本格的に始めるか。それにしても帰ってきてすでに三日。土産を手渡してすらいない。なんと時間が歪んでいるのか。

ただ送るのみ

昼まで寝ていた。

その後「彼氏彼女の事情」をひたすら見る。今日中に大阪に戻らねばならぬ友人の帰阪の便を調べる。伊丹のクローズは早く、こちらを十九時には出ねばならない。日曜最終の新幹線は「シンデレラエキスプレス」なわけだが、航空機となるとどうなのだろう。やはり羽田=関空の方がロマンチックだろうか。ともあれそこそこの埋まり具合で若干の空席もあるらしい。彼は十七時くらいに帰った。東京にいる友人達とさして変わらない。というのは不満だろうか?どうにも自分を劇化したいらしい。笑えてくる。

行きつけの書店で無駄話をして二十一時。またまた「彼氏彼女の事情」を見、昨日新宿の蔦屋で借りた「踊る大捜査線歳末スペシャル」を見、寝た。「踊る~」は、今回ストーリー的に面白いとは思わなかったが、織田裕二がナイス。新城管理官の悩みも見てみたい。

四時頃就寝。

旅人を迎えて

大阪から友人が来た。信州でのスキーの帰りに東京に寄ったとのことだ。

私はといえば帰京早々に早速夜更かしをしてしまっており、彼から電話があったときも爆睡していた。なんとか起きあがってシャッターを開けてみるとさわやかな晴れ。おっくうながら着替えて外に出た。

神保町を一通り案内し、私も本を買う。この町はずいぶんと通い続けており、見慣れた風景である。しぜん話題も本のことであった。山川世界史ライブラリの新刊と「彼氏彼女の事情」(「コラム」で言及予定)の新刊を買う。友人に「彼氏彼女の事情」のヴィデオを持ってきて貰っていた。昨秋よりアニメ化されておりガイナックス+庵野監督の組み合わせで、ネット上でも話題になっていて見たかったからである。

コミック高岡は相も変わらずの盛況。また東方書店の品揃えのよさも再確認した。一方でアジア文庫の移転を知らなかったというのは恥ずかしい。

適当に昼食などを済ませる。話はさして覚えていない。夜。「ガメラ3」を新宿で見る。どうも性分が合わないらしく、演出もストーリーも感心できない。わりとステレオタイプな話も好きなのだが、はっきりいってよくわからない。なぜ破壊されねばならぬのか。なぜ虫けらのように死んでいかねばならぬのか。そしてヒロインはなぜ優先して助けられねばならぬのか。歴史を学ぶ身からは少々つらいものがある。単なる娯楽作品としてみた場合もガメラ自体はよいとしても小道具や背景の粗さが目立つ(京都駅は例外)。中途半端な予算のかけ方を感じた。

土曜の二十三時の新宿。そこそこに賑やかで楽しかった。なかなか会わぬ友人のはずであるが、なんとも溶けている。こちらも緊張感が無い。コミュニケーションをとることは、逆に日常と化すとやりにくいらしい。

羽田の夕暮れ

羽田に着いたのは17時30分くらいである。旅に出ていた間のことは「紀行」で紹介したい。

私はなぜこうも空港が好きなのだろうか。待合いで、あるいはラウンジで好みの本をゆったりと読む時間は至福なのである。旅に急ぐ人々の雰囲気の中で、慣れた旅行者を演ずる自分に酔うのだろうか。それとも旅行者があつまった場所の雰囲気自体が自分を落ち着かせるのか。

ハッキリした話、自宅にいるよりも落ち着くのである。根無し草かな、とも思う。

意味もなく旅立ちの日は、すぐに巡ってきそうな予感がする。

家に向かう京急と地下鉄の中で、私の頭はすでにどこかに行くことしかかんがえてはいない。「先立つもの」はないし、自分が移動するということにそこまでのコストをかける意味もない。しかしあの待合いの雰囲気を楽しみに出て行くであろう自分がすでに夢想されているのである。

地下鉄が最寄りの駅に着き、私は家路を急ぐ、フリをする。

高知で見た紅梅が、東京でも咲いていた。寒いところに行くべきだったのであろうか?

【事務】更新が大変遅れていますが、3月15日までに、2月24日-27日までの【韓国紀行2】、3月2日-5日の【各駅停車の旅3~大和~安芸~四国】の各紀行をお届けできる予定です。

(2006年4月20日追記.もう10年前のことでさっぱり覚えていないので無理でしょう) 

漢江のむこう

4. 漢江のむこうへ

朝は6時近くに起きた。晴れ。

韓国に渡るというのに、さしたる感慨も起きない。結局ゲートタワーホテルに滞在していたのは8時間あまり。そのうち7時間近くは寝ていたと思うと、もったいない気もするが。そのあたり俗っぽい考えであろうか。荷物は特にまとめる必要もない量。とっとと関空へのリムジンに乗る。冬の朝。若干のすがすがしさも感じるが、やはり眠い。早起きはこの旅行のキーワードとなってしまっているようだ。

まだ明け切らぬ中、空港への橋を渡る。無国籍な情景であろうか。ハイウェーとエアポート。

関空のターミナルの造りはなんとなく成田の第2ビルと羽田を複合した感じである。国内線と国際線の乗り換えの便は図られているよう。ハブ空港への野望か。

国際線出発ロビーで朝食。サンドウィッチ。味気ないものである。若干空調が利きすぎで暑い。適当に時間を潰したあと、出国審査、手荷物チェックを淡々とこなす。友人が引っかかった。ベルトの金具のせいである。以降韓国出国、関空出発でも同じことが繰り返された。ANAの関空-金浦便は、767であった。どうにも外国に行く気がしない。東京から岡山にでも行くかのようである。

機内での時間は、2時間程度であったか。食事もさせてくれたが、随分せっぱ詰まったフライトに感じた。対馬海峡をこえ、やがて韓半島の上空にさしかかると、アッという間に高度を下げはじめる。眼下は山がち、というより丘陵地の連続にように見える。山は茶色く、岩がちである。ときおり雪もかぶっており、一カ所ではあるが、スキー場も確認することが出来た。韓国でもスキーは盛んであるとも聞く。

ただ全体的な印象としては、日本の中国地方上空を飛んでいるのとはさして変わらない、ということである。麦畑が連綿と続くわけでもなく、厳しい山地とそれを縫うような深い谷があるわけでもなく、深い森林というわけでもない。ときおり確認できる建物もやはり日本とさしては変わらないのである。すくなくとも上空からの一瞥は、文化的に複合する点も多い、ということを確認させてくれた。

やがて巨大なマンション団地群がおおくなると、ベルトサインが点灯。韓国は集住型のようで、とにかく団地が目立つ。高層マンションの巣、というのが着陸直前の風景であった。漢江も確認する。

金浦空港に到着。札幌-沖縄より短いフライト。隣国は非常に近い。わたし自身は正確に把握していたつもりであるが、やはり内心の意識として、日本という地域が、絶海の孤島、の様な印象を抱いていたのは否めないようである。国境感覚の異様な強さは、日本人には大変わかりやすい。海の外、と思えばよいのである。逆に、バリアフリーな国境というものを考えにくい民族であるのかも知れない。しかしそんな環境にないような、陸続きの国々の人々はナショナルアイデンティティーにこだわるのだろうか。理解しがたい点である。

金浦はドメスティックも兼ねた空港である。大韓とアシアナがやはり多い。私たちは、外国機専用らしいターミナルにはいる。となりではユナイデットのジャンボが翼を休めていた。

というわけで途中までです。

ソウルへの道

そこはかとなく、韓国へ行って来た。何となく見聞きして考えたこともあるので、ちょっと紀行文でも掲載してみようかと思う。発ったのは2月の16日で、2日間ほどである。

さして長くもない旅であるが、去年春以来の久々の海外であったし、初めての非英語圏への旅であった。

“ソウルへの道” の続きを読む

日曜定休

現在午前5時である。外交史のレポートでスエズ戦争について論じた。なんとか書き上げてラーメンを食べに外出するもやっていない。なんで!?と思ったが、なんのことはない昨日日曜である。

ここ数日、風邪で熱を出していて頭がスパークしきっているようである。明日に仏語、英語の試験が控えるが、いまさらA4で10枚びっしりの仏文和訳、100題の和文仏訳どうしようもない。はっきりと追いつめられているのである。来年のゼミも考え切れていないし。アルバイトもしていない。遊びに行けない……。

ネギだのなんだのは買ってみたものの料理をする気にもなれない。無気力症候群である。夜寝ないことは嫌いである。明日を思うとどうにもならない。正常な時間の流れが欲しい。

時に慰めに走ることがある。しかしそれは多大な代償をも必要とする。そのときどきに必要な慰めは人で得ることは難しいのだ。そのようなものを人で得ようとすると、それは不誠実、という名を貰うことになる。まさにいま、不誠実な暮らしをしている。

旅立ちの前日は自堕落

12時起床。日曜喫茶室を聞く。たまった洗濯物を久しぶりの青空を認めて、干す。

のち、駅前の書店へ雑誌を取りに行き、話し込む。9月はじめにイスタンブルとパリに行こうかと思い、格安航空券を物色。KLMのマイレッジを使うか悩む。マレーシアでパリへの2フライトを利用するのも手である。物いり。

明日から、4日間大阪、高野山、奈良で中学の合宿へ着いて行く。面倒くさくて準備はほったらかし。さらにつづけて7日から俳句の合宿が志賀高原である。そこで6日に大阪に泊り、翌日直接長野へ向かうことにした。6日の夜にはNiftyの友人とOFFを企画してもらった。焦点は7日の移動である。私は松本まで飛んでしまおうと思っているのだが、どんどん空席が減っている。そのときは、鉄道移動である。面倒くさいことかと思う。

1時ジョナサンへ。パフェと珈琲で「ふらんす」8月号を読む。フランス語をさらに勉強したいとの欲求。珍しいことである。4時帰宅。そろそろ準備をせねばならぬか。

慣れた街

久しぶりにまともな和風の朝食を得る。ぐたぐたして13時頃東京へ戻る。やはり行動は東京のもので、郊外でさえ窮屈を感じるのである。

鍵をなくして駅前に置きっぱなしの自転車を担いで、自転車屋へ行く。あっさりと鍵は直り、行動力が増すかのよう。歩くのが面倒でも自転車があるとなんと便利なことか。さっそく千石図書館に行き、季寄せを借りる。7日から俳句会の合宿である。それに先立ち中学の合宿とも掛け持ちする。

責了にも顔を出そうかとも思うが、やはりパス。喫茶でゆっくりと読書して、帰宅。家でネットサーフをして遊んでから、0時ジョナサンへ。慣れた場所。すでに顔なじみとなった。

3時帰宅。巣鴨往復も全く苦にならぬ。6時就寝。

思いは流れず

15時起床。相も変わらず、蒸し暑くも空の重く。1時間ほど外出をためらう。寝ている間に三田図書館から予約手続完了の知らせを受けていたので、図書館に行くついでに印刷所に顔を出す。なにもなすことなく、ぼーっとしたのち閉館間際の義塾図書館へ。あっさりと手続きをおえ、重くなったかばんを背負い、さらに区立三田図書館へ掛け持ち。歴史系の書物がわりと揃っていたので、何冊かめくり、19時。ふと実家へ帰ることにした。

以前通い慣れた道も今では遠い。いつになっても到着しない。実家に帰ったついでに自動車も運転した。下手になっていた。街の暗さと母の料理に安堵をおぼえつつ読書。「雑兵たちの戦場」読了。実家においたままの書物を漁る。4時就寝。

ふと見続けるものに

惰性に任せた昨日。そして今日。今日は何の日だったのだろうか? そう小ゲラの日だ。

行くか行くまいかと考えるまでもなく、「今日小ゲラってどこでやるんですか?」の電話で13時起床。外は今にも降りそうな重たい曇り空。グリーンコートで本を見繕う間に激しい雨。オフィス棟のエントランスで休む。しばらくやまぬ。いたしかたなく記者ハンドブックと傘を持って、三田へ。

冷房故障中の部室を避け、近くの喫茶店で校正。細々としたチェックを入れる記事が多すぎる。一方で明確な記事に対するヴィジョンの不在をわたし自身に認める。嫌悪。

19時前終了。食事か呑むかと考えていたが、呑みに行く。八海山を久しぶりに呑む。和酒というものの濃度がちょうどよい。一杯、という言葉と気持ちよさがイコールである。悪酔いすることもなく、自然にのめる。酒の場での非日常は見ていて、なかなかに楽しい。調子に乗って少々独善に過ぎる言葉も吐く。

23時。散歩をしようかとも思ったが、皇居のあたりでは帰りに歩くのはつらそうなので、パス。巣鴨まで行って、ジョナサンで読書。「大臣」を一気に読了。このシテュアシヨンが私の読書には最も向いているようである。快適に読みすすむを得た。2時帰宅。5時就寝。

平穏はまだか?

昨日でようやく休みのはじめのイベントが終わった。ゆっくりと寝て11時頃起きる。そのまま14時まで,二度寝。珈琲屋に出向いて,本を読みながら昼食をとることにして着替える。今日こそは巣鴨におきっぱなしで鍵をなくした自転車を修理し,食事の材料を買って,「日常」を取り戻すはずだった……のだが。

玄関を出るところでTELあり。映画の誘い。ふたたび三田線-半蔵門線-銀座線で渋谷に出る。15時半。最近地下鉄がお気に入りだ。

「不夜城」は,小説の方がよいかも知れない。ところどころの演出に光るものもあるが,それ以上でもない。それにしてもこの前戦時下のサライェヴォを描いた「Ciecle de Parfait」を見たばかりなのだが,妙に民族だのなんだのが絡むものを見る癖がある。予告編でやっていた陳凱歌監督の「始皇帝暗殺」を見ようと考える。

夕食をとって,青山を散歩。20時。好きな街である。原宿から池袋へ回る。芳林堂で6冊ほど購入。巣鴨21時10分。ジョナサンで,本を読む。

23時帰宅。宮沢蔵相確定のニュース。私は首相の閣僚登用には肯定的である。即断ばかりを求め表面的なテレビマスコミの見解を聞けば聞くほど胸にむかつくものがある。そもそも「国民を代表」したところで,「民意」なるものが合理的であるかと問われれば,疑いを持たざるを得ない。しかしそれでもやはり民主主義たるべきなのだろう。善く素直に謙虚に生きたいものである。モデルはあるが,しかし。

4時。ラーメンが食べたくなる。千石ラーメンへ向かう。

久しぶりにボールで戯れ

起きていたが8時に電話。来い,と。Tシャツにバミューダパンツというめずらしい出で立ち。神保町で半蔵門線に乗り換え,青山で銀座線。0855時外苑前。うだうだとして10時プレーボール。左なので,グローブがないとか。おかげで素手でライトを守る。じりじりと暑いが,絵画館前の広い空き地であるから,とても空が広い。美しい夏の雲の流れをライトから見惚れる。

途中で,リタイアし,ベンチでさぼる。同点で終了。13時。17時からコンパが設定されているとかで,行くことになる。昼食にも誘われたが,身体が汗で気持ち悪いので,一旦帰宅。シャワーで全身を洗ってちょっと寝る。徹夜とソフトボールで酷使した体をリフレッシュして,渋谷に向かう。18時30分。宮益坂「頑固爺」での青山の飲みは,わりと激しい。空腹のままビールを10杯ほど詰めてしまった。

ちょっと酔っていたが,さらに酔った人の面倒を見て,店の前に座り込む。22時。彼を帰して,私も帰路につく。酔いが回っているので,山手で立つのは危険と判断して,一番近場の銀座線に乗車。冷房が心地よい。表参道でさらに半蔵門線に乗り換え。途中で寝てしまったらしく,気づいたら水天宮前であった。そのまま折り返し,大手町。三田線に乗り換え。遠い。ところが三田線も下りは混んでいそうなので,三田行きに乗った。三田につくころには,さめていた。編集作業をしている連中を冷やかしに,部室に行ってみるが誰もいない。ヨーグルトを食べて,再び三田駅に向かい,帰る。24時自宅。例によって,本を読んで,寝付いたのが4時である。

夜に生きる

起きたのは16時過ぎである。11時間寝たらしい。あいかわらず暑い。

電話がかかってきて,編集を手伝えという。そういえば今日当たり〆切だった。着替えて,またシャワーを浴びて,グリーンコートの本屋によって,それから三田線で三田へ。18時。皆はCASAにいるというので行く。ハヤシライスで夕食。これが今日最初の食事である。完全な昼夜逆転か。

19時30分。部室へ戻り,1年生主体で進める8月号に記事にチェックを入れる。表現が甘い,しつこい,冗長などの欠点はやはり抜け切らぬ。翌日,青山学院の新聞とソフトボールの交流試合があるという。召集された。

23時30分.レイアウトはしないで,帰ることにする。部室の冷房は壊れていて暑い。24時巣鴨。ジョナサンで少々本を読み,2時帰宅。

シャワーを浴び,本を読んで,また夜が明けた。朝からソフトボールなどととんでもない話であるが,9時に外苑前だそうである。徹夜明けにスポーツは厳しかろう。

漫画を読むこと

夜が明けて6時をまわってから,雑魚寝モードにはいる。日曜喫茶室を聞いて,起き出したのは15時。若干雨交じりの空である。

巣鴨のジョナサンまで出て,昼食。かなり腹にたまる。昨日来何の話をしたのか,あまり記憶に残っていない。雨が本格的になるかも知れぬので,皆を帰す。私も一緒に池袋まで出る。17時。

池袋でまた漫画。今日は「赤ちゃんと僕」全巻を読了した。拓也のような人間でありたいし,また子供が出来るとしたら,あのように育って欲しいと思う。

読了は3時過ぎ。もちろん終電はとっくの昔。一応歩いてみようと思い,歩いた。サンシャインの下で,地図をのぞきに交番に行くと,あまり夜うろちょろするなとお叱りを受ける。

サンシャインを回り込み,春日通りをひたすら南下。新大塚を過ぎ,大塚2丁目で不忍通りに出る。ここで3時50分。あとはひたすら歩き続けて,千石一丁目の交差点まで登りくだりする。徐々に明るくなる。蒸し暑さは変わらない。新聞屋が動き出す場面に遭遇したのが印象的であった。東京というところは夜歩いても必ず人に会う場所である。結局1時間半ほどかかった。

シャワーを浴びてすっきりしてから寝る。5時。

……?

11時起床。国際法のレポート提出は,14時〆切である。急いでプリントアウトして日吉へ向かう。なんとか提出。

日吉は通信教育課程のスクーリングの最中である。くそあついのに大変だ。

図書館では,藤木久志「雑兵たちの戦場」など3冊を借りる。

少々体力不足なのか,しきりに意識が飛びそうになる。貧血気味だ。

14時から三田で新聞の会議。DTP導入に関するものである。急がねばならぬのだが,ダメ。駅上の書店で,ボーイズラヴ系の小説数本と「現代イスラムの歴史」の下巻の最新刊を5冊ほど購入。途中で4本ほど携帯に連絡が入り,嫌気がさした。マックでしようもない昼食ののち,キャンパスに戻り用事の品物をとって,都立大学まで東急を使い,そこからバスで三田まで。さしたる時間の差はなく,こちらの方が楽でよい。バスの使用をまじめに考えても良いかも知れぬ。

DTP会議は,あいもかわらず藤沢VS三田といった捉え方をする向きがあって,そもそも立場が違ったまま具体的な議論をする,という非効率の繰り返し。DTP導入は時代の趨勢と考え,その中でいかにリスクを少なく導入するかといった点を議論の対象とすべきか,との印象を持つ。

17時頃終了。18時から三田「つるの屋」で前期納会。あっさりと呑み,適当な話をする。夏に北海道へ行く計画の時期が決まった。2次会はカラオケ。これまたあっさりと流した。

呑みつぶれと歌いつぶれと暇な連中を引き連れ,帰宅。24時。紅茶を入れ,ぐたぐた話し込み,夜が明けた。